生存戦略(旧・ラングリッチ学習記)

ラングリッチのことと、日々なんとなく思っていることとかをぶつぶつつぶやきます。

ガラパゴスでいるということ。

ガラパゴスであることは実は結構重要なことなんじゃないだろうかと思う。
大勢の中にいると、人は知らず知らずのうちに「合わせよう」「文脈に沿って考えてみよう」と思う。
それは良いことでもあり、悪い部分でもある。

中学1年だか2年のときに美術の授業で、Kという教師が「じゃあ今からてんでバラバラな絵を何でもいいから書いてみなさい」と言った。
書き終わったところで、周りの人と見比べてみなさい、と言われて、絵を見比べてみると、別にパクったわけでもないのに、周りの人の絵はなんとなく、色彩とか書き方が似ていた。
絵というのは、どうしても周りに影響を受けるものらしい。無意識だとしても。

人間の性格や発想も同じで無意識のうちに周りに影響をうけているのだろう。多かれ少なかれ。
「朱に交われば赤くなる」ということわざのように、それは必然なのかもしれない。
だから「何者の影響を受けていない存在」というのはそれはそれで貴重であり、そんな人は存在しないのかもしれないが、いわゆる「自分の頭で考える」って、そういうことなんじゃないだろうか。
イノベーション論まで言い出すつもりはないけれど、自分独自の発想や考え方をもっと育てていくためにはどうすればいいか最近考えている。